木曽檜は日本三大美林と呼ばれている。光沢がある白い木肌と独特の香りがあり、防虫効果もある。乾燥性がよく、軟らかく軽いが、耐水性・耐久性に富み、強度が強い。まな板や風呂関係の道具に使用されている。

ヒノキ科の樹林であるが、匂いの少なさが特徴。辺材は自色。心材はくすんだ淡黄色褐色で、材質が軽軟で切削やその他の加工が簡単で、湿気に強いことから、水桶やたらい・浴室用材などに使用されている。

ヒノキ科の樹林。辺材は黄白色、心材は淡黄色。防腐剤に優れ、最も耐水性のある木。桧の仲間で成分も香りも桧に似ているが、ヒノキチオールを多く含み、防虫効果は桧以上。耐水性に優れ、風呂桶・椅子などに使用されている。

スギ科の常緑針葉樹。心材は淡い黄褐色、辺材は白色で、肌目は緻密であるが光沢が無い。湿気に強く、この特性を活かし風呂桶、手桶などに使用されている。

マツ科の常緑針葉樹であるが、臭いはほとんどない。全体的に乳白色で乾燥は早く、加工は容易。耐水性に優れ、まな板、盛り台などの料理関係の道具や桶などの材料としても使用されている。

日本の代表的木材で、スギ科の常緑針葉樹。辺材は白色、心材は淡紅色。木目はまっすぐで、柔らかく加工がし易い。

焼杉は杉の表面をこがし、炭化状にすることで耐火性を向上させたもので、鍋敷きなど様々な製品に使用されている。

辺材は灰白色で、心材は帯黄紅褐色。硬く耐朽性にも優れ、木目が力強くて美しい事から古くから日本国内で最良の広葉樹とされている。お盆、お椀などの漆器の材料として使用され、価値が高いとされている。

辺材は淡黄白色、心材は淡灰白色。年齢幅は狭く、はっきりしている。軽く軟らかいため加工はしやすいが、対候性はやや低い。木目が高級材のケヤキに似ることから、着色して代替品に使われることがある。

非常に淡い色をしており、黄色みのかかった淡褐色から薄茶色。木目はほぼまっすぐだが肌目は粗く、材質は重くて硬く、弾力性がある。和風にも洋風にもマッチする木目が人気の木材。